2011年4月30日土曜日

クサカベ ジェッソの魅力

ジェッソと言えば、アクリル絵具で描く場合の下地つくりに使用するイメージがあると思います。

クサカベ ジェッソは、様々な絵具で描く場合にも利用できるという優れた利点があります。

クサカベ ジェッソは、油絵具、アクリル絵具、水彩絵具、テンペラ画の下地にも利用できるマルチなジェッソ(下塗り剤)です。





油絵具をしっかり受け止め、不安のない密着性。油性キャンバスにも使える安心できる固着力。油絵具をしっかり引立てるのも特徴です。


ジェッソは便利、でも油絵との相性が不安だという人には、是非使って欲しいジェッソです。
また、油絵具とアクリル絵具を併用する作家の皆様にも、是非使って欲しいジェッソです。


もちろん、アクリル絵具のほか、水性の絵具にも優れたジェッソです。
アクリル絵具では、乾燥後の色アセが小さく、より深みのある表現が可能です。テンペラ画の下地にも使えます。水性及び油性の両性の性質により、油・アクリル併用の作品などには効果的です。

クサカベ・ジェッソは、2種類あります。

硬練り(マチエールタイプ)と軟練り(フラットタイプ)の2種類になります。


<硬練り(マチエールタイプ)>


ナイフで塗るとエッジが生きたマチエールを作れます。容器を傾けても流れず、筆塗りでは筆跡を画面に残すことも出来ます。アクリルジェッソは、水分の蒸発とともにジェッソ自体も痩せてしまいますが、クサカベのジェッソは大きな痩せがありません。画面にメリハリのあるマチエールをつけておきたい場合に使います。




<軟練り(フラットタイプ)>


従来のアクリルジェッソと同じ程度の流動性を持った下地材です。容器を傾けると流れ、はけなどで塗ると筆跡が残らず平らになります。凹凸の面上では、下地の形状をそのまま画面に現します。平滑な面を作りたい場合や、細密描写のための下地作りに使用します。

















硬さを選び、表現したい絵に合う下地を作ることが出来、絵具の種類を選ばない、クサカベ ジェッソは魅力的なジェッソです。

下地つくりに、自分なりのこだわりを持って絵を描いてみましょう!

2 件のコメント:

  1. こんなにマルチに使えるなんて理解もせずに、薦められたまま何気なく気に入ってクサカベジェッソを使っていました!正しい知識は大切ですね!でも、やっぱりクサカベジェッソは使いやすいですよ。

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  2. コメント有難うございます!

    意外に知られていないですよね。「クサカベジェッソ」の使いやすさについて・・・

    絵具を選ばないジェッソはマルチタレントです。

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