2011年4月23日土曜日

意外と知られていない・・・

チューブタイプの透明水彩絵具は、水で溶く時の濃度によって、様々な色を出すことができます。ところが、チューブから出した絵具をそのまま使っていてはうまく調節できません。

そこで、ホーロー引きのパレットの使用をお奨めします。
絵具のつきがよく、キズのつきにくいホーロー引きパレットは絵具を半乾燥させて使用するにはとても使いやすいからです。プラスティック製では絵具を乾燥させるとどうしても絵具の乾き方が悪くなり使いにくくなります。

<ホーロー引きパレットを使用する手順>





①パレットの上に並んでいる小さなマスに1色ずつ使用する絵具を出します。
上図のように奥の方から手前にすき間なくつめていきます。この時、あまり高く盛りすぎるとパレットの仕切りをのりこえ、隣の色と混ざってしまうので注意。

②全色出し終わったら、パレットを広げたまま、1日ほど自然乾燥させれば完成。色によっては、乾きにくい色もあるので注意!パレットを立ててもタレない程度にしておきましょう。

③筆に水を含ませて、絵具の表面をなでるようにすれば、濃度の調節が簡単にできます。広い範囲を塗る時には、水をたっぷり使って、大量に溶くこともできます。

④使用後は、パレットの混色用の広い面だけ洗えばOK。汚れの少ない時は、水をつけてティッシュで拭き取るだけでもきれいになります。絵具が他の色で汚れた時は表面だけ筆できれいにしておけば、次回も使いやすいですよ。

意外とご存知でない方が多い、チューブ水彩絵具の使い方でした。

3 件のコメント:

  1. パレットの種類によって、絵具の使い方も違ってくるんですね。
    勉強になりました。

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  2. はじめまして、こんばんは!
    自己流で水彩画を描いている者です。
    パレットって、こんな風に使うんですね(汗)
    今晩にでも試してみたいと思います。

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  3. 匿名様、momo様、コメントありがとうございます。少しでもお役に立てて良かったです。

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